HDDの相性問題に遭遇したの巻
Macbook Pro(mid2012)にHDDを増設したのですが、そのHDDがものすごく調子が悪くて困り果てておりました。
具体的には以下のような状態。
・データコピー中に急にアンマウントされる
・HDDでベンチマークを取っているとアンマウントされる
・内蔵、USB接続問わず問題が発生する
ちょっと調べたところ、Macお宝鑑定団さんでも同じHDDを使って問題が発生していたとのこと。
ますますHDDが怪しくなってきたのですが、断言するための材料が無い。
まずはいくつかのパターンを試しての切り分けをし、それをもってHDDの不良と断定してサポートに問い合わせて交換、最終的に相性問題だと発覚・・・というか相性問題ということで納得するまでのお話でございます。
1.トラブル発生
光学ドライブを使わないということで、正月早々ドライブ換装などをしておりました。
h e a v e n l y s k y : MacbookPro(mid 2012)の光学ドライブをHDDに交換する。
ねじをなめる以外には特に問題が無かったのですが、その後いろいろと問題が続出していきました。
まずはFusion Drive化を行いトラブル発生です。
h e a v e n l y s k y : MacbookProで疑似FusionDriveを構築・・・しかし(2013/01/31追記)
これに関してはサポート対象外のものだということで諦めて、2ドライブ環境でしばらく運用していたのですが、データコピー時にアンマウントされると言うことが数回発生しました。しかし再現性があるかどうかがわからないので、原因究明には至らず。
その後、VMware上にインストールしたCentOSでHDDベンチマークツール”bonnie++”を何回か走らせると同様の現象が起こることわかったので、これを使って切り分けをしていくことにしました。
2.切り分け
切り分けをしたいのは以下の点です。
・インターフェースが悪いのか
・HDDが悪いのか
内蔵用のマウンタを使っていたので、それが悪さをしている可能性も捨てられないので、内蔵と外付けでテスト。
さらにHDDの可能性もあるので、複数のHDDでテストをします。
用意したのは以下の通り。
■外付けUSB-HDDケース GW2.5TL-U3
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■内蔵用マウンタ KD095-M
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HDDは以下の3台を用意
■HITACHI MK5065GSXF(元々MBPに内蔵されていたHDD)
■Seagate ST9500325AS
■HGST Travelstar 0S03509(5K1000)
上記のパターンで切り分けを行ってみました。方法は各HDD上にCentOSのVMイメージを配置して起動、そしてbonnie++を無限ループで4~5時間走らせるだけです。
結果は・・・。
HITACHI、Seagateは外付け内蔵とも問題なし。
導入後から問題のあったHGSTは、どちらでも問題発生。
これは故障だろうと言うことでサポートに問い合わせたところ、保証期間内ということで交換してもらえることになりました。
3. 交換対応、しかし。
HDDを送って一週間程度で交換品が届きました。
これで問題ないだろうということで、早速作業開始・・・しかし。
内蔵すると問題再発。さらにインストールもうまくいかないという事態も発生。
再度、サポートに問い合わせたところ「相性問題の可能性があります」とのことでした。
そこでかみさんのWindowsマシンに問題のHDDをつなげて、Mac同様にbonnie++を走らせるテストを行ったところ、問題なし。
あー、これ完全に相性ですかねぇ・・・。
4.そして。
諦めました。別のHDDを発注して、問題のHDDはかみさん用にするために外付けのケースも合わせて発注。
購入したのはWDの1TBです。こちらも到着後にbonnie++の試験を行ってみましたが、問題なく動作しています。
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せっかくなのでもう一回FusionDriveを試していますが、これも問題なさそうですので、しっかりバックアップを取って運用していこうかと思っている次第でございます。
ただ、これが個体の問題なのかロットなのか、ちょっと分からないところではありますが・・・
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